令和3年度補正予算が12月20日、参院本会議で与党の賛成多数により可決、成立しました。キャリアアップ助成金については、
令和4年度4月以降に「有期→無期」が廃止されることなどが予定されていますが、令和3年度補正予算が成立したことにより、令和3年12月21日以降の取り組みから正社員化コースでの加算措置が行われることなどについて公表されました。
変更となるのは、以下の通りです。
●正社員化コース
①有期→正規:1人当たり57万円 ②有期→無期:1人当たり28.5万円 ③無期→正規:1人当たり28.5万円
※ 新型コロナウイルス感染症の影響を受け、就労経験のない職業に就くことを希望する者については、紹介予定派遣の後、派遣先の事業所に正社員として直接雇用された場合、直接雇用前に当該派遣業務に従事していた期間が2か月以上~6か月未満でも①、③の支給対象とし、1人当たり28.5万円を加算。
※ 人材開発支援助成金において高助成率とする一定のIT訓練等を経て正社員化した場合に、1人当たり①9.5万円、③4.75万円を加算。(大企業も同額)
●賃金規定等改定コース
賃金規定の増額改定を全ての非正規雇用労働者に対して行ったか、一部に対して行ったかにかかわらず、賃金増額を行った労働者1人当たりの助成額を同額(一部の場合を増額)とする。
・支給額 対象労働者数 1~5人 一人当たり32,000円
対象労働者数 6~100人 一人当たり28,500円
・加算措置 3%以上増額加算 一人当たり14,250円加算
5%以上増額加算 一人当たり23,750円加算